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常設テントは芝生かコンクリートか? 「張りっぱなし」で後悔しない地面の選び方

こんな方におすすめ

  • 常設テントを庭・敷地・拠点に張ろうと考えている人
  • 芝生とコンクリート、どちらが正解なのか迷っている人
  • カビ・湿気・台風などのトラブルを事前に避けたい人

常設テントを考え始めたとき、多くの人が最初に悩むのが
「芝生に張くか、それともコンクリートか」という問題です。

芝生は自然で気持ちよさそう。
コンクリートは無機質だけど安心そう。

しかし、この選択を雰囲気やイメージだけで決めてしまうと、ほぼ確実に後悔します。

なぜなら、常設テントは
一泊二日のキャンプとはまったく性質が違うからです。

雨の日も、風の日も、湿気の多い季節も、
使わない期間でさえ、テントはそこに「存在し続ける」ことになります。

つまり常設テントは、
レジャーではなく管理を前提とした拠点です。

芝生には芝生の落とし穴があり、
コンクリートにはコンクリート特有のリスクがあります。

本記事では、
「どちらが良いか」という単純な二択ではなく、

  • どんな使い方をする人に

  • どんな地面が向いているのか

  • 何を軽視すると失敗するのか

という視点から、
常設テントにおける地面選びの本質を整理していきます。

「張ってから考える」のではなく、
張る前に判断するための記事です。

結論から言うと「用途次第」で正解は変わる

「常設テントは芝生とコンクリート、どっちがいいですか?」
この質問に対して、ひとことで答えるなら**「用途次第」**です。

ただし、ここで言う用途とは、
「自然っぽいから芝生」
「しっかりしてそうだからコンクリート」
といった感覚的な選択ではありません

常設テントは、一般的なキャンプとは別物です。
一泊二日のキャンプは「一時的な滞在」ですが、
常設テントは「張り続けること」が前提になります。

・雨の日も
・風の日も
・湿気の多い季節も
・誰も使わない期間も

すべて含めて、テントはそこに存在し続けます。

つまり、常設テントは
レジャー用品ではなく、半分インフラです。

この前提を理解せずに、
「芝生のほうが雰囲気がいい」
「コンクリートのほうが安心そう」
と選んでしまうと、後から必ずズレが出ます。

重要なのは次の3点です。

・どれくらいの期間、張りっぱなしにするのか
・どこまで自分で管理・手入れができるのか
・非常時(台風・大雨・避難)を想定するか

この条件が違えば、
芝生が正解になる人もいれば、
コンクリート一択になる人もいます。


芝生に常設テントを張るメリット・デメリット

芝生は、常設テントの設営場所として
もっとも人気があり、同時にもっとも失敗が多い地面です。

芝生のメリット(詳細)

芝生最大の魅力は、やはり見た目です。
テントが周囲の景観に自然に溶け込み、
いかにも「アウトドア拠点」という雰囲気を作れます。

写真映えも良く、
・グランピング
・庭キャンプ
・半屋外リビング
といった用途では満足度が高くなります。

また、地面が柔らかいため、
・ペグが深く入る
・位置調整がしやすい
・設営ミスを修正しやすい

という、初心者にとって扱いやすい面もあります。

芝生のデメリット(深掘り)

一方で、芝生は水を含む地面です。
これが長期運用では最大の弱点になります。

雨が降る
→ 芝生が水を吸う
→ 地面が乾きにくい
→ テント下に湿気が滞留する

この状態が続くと、
テントの底面、スカート、床材に
確実に影響が出ます。

・カビ
・腐食
・異臭
・生地の劣化

さらに、
芝生は生き物です。

日光が遮られれば、
・芝が枯れる
・ハゲる
・根が腐る

結果、
「芝生のためにテントをどかす」
という本末転倒な事態も起こります。

芝生は、
定期的に乾燥させる覚悟がある人向けの地面です。


コンクリートに常設テントを張るメリット・デメリット

コンクリートは、芝生と真逆の性質を持つ地面です。
見た目は無機質ですが、管理性は非常に高いのが特徴です。

コンクリートのメリット(詳細)

最大の利点は、
湿気が溜まりにくいことです。

水は染み込まず、
雨が止めば表面は比較的早く乾きます。

これにより、
・床下結露が少ない
・カビが発生しにくい
・テント生地が傷みにくい

という、長期設営において致命的なトラブルを回避できます。

また、
・地面が沈まない
・重い荷物を置いても安定する
・掃除が楽

という点は、
倉庫・防災拠点・作業拠点として非常に有利です。

コンクリートのデメリット(深掘り)

一方で、
ペグが使えないという制約があります。

そのため、
・ウェイト固定
・アンカー設計
・ロープワーク

といった設営の知識が必須になります。

また、
夏は照り返しで熱がこもり、
冬は底冷えが強くなります。

つまり、
コンクリートは
断熱・遮熱を前提に使う地面です。


常設テントで本当に怖いのは「地面×湿気×風」

常設テントの事故や劣化は、
地面単体の問題ではありません。

本当に怖いのは、
地面 × 湿気 × 風
この三要素の組み合わせです。

例えば、
芝生+梅雨+無風環境では、
湿気が逃げ場を失います。

逆に、
コンクリート+強風+固定不足では、
テントがズレたり、最悪の場合倒れます。

重要なのは、
「今の状態」ではなく
「一番悪い日を想定すること」です。

・台風
・豪雨
・真夏
・真冬

その日にどうなるかを考えずに
設営すると、必ず想定外が起きます。


防災・長期運用目線で見るとどっちが有利?

防災拠点として考えると、
評価はかなりシビアになります。

・泥で足元が滑らない
・荷物を直置きできる
・夜間でも安全に動ける

こうした条件を満たしやすいのは、
やはりコンクリートです。

特に、
避難時や非常時は
「快適さ」より「安全性」が優先されます。

一方、
日常使い・趣味・滞在重視なら
芝生も選択肢になります。

ここで重要なのは、
平常時と非常時、どちらを優先するかです。


実は「第三の選択肢」もある

芝生かコンクリートか、
二択で悩む必要はありません。

実際には、
その中間を取る設営方法が多く存在します。

・人工芝+防水シート
・ウッドデッキ
・砕石+ゴムマット
・コンクリート+断熱マット

これらは、
管理性と快適性のバランスを取る手段です。

特に常設テントでは、
地面を作るという発想が重要になります。


失敗する人の共通点

常設テントで失敗する人には、
明確な共通点があります。

・キャンプ感覚のまま設営する
・湿気対策を後回しにする
・固定を甘く見る
・撤退判断を考えていない

特に多いのが、
「とりあえず張ってみる」
という姿勢です。

常設テントは、
張った瞬間がスタートです。


 

まとめ

常設テントにおいて、
地面選びは軽視できません。

それは、
テントの寿命
安全性
快適性
管理負担

すべてに直結します。

芝生は、
手をかけられる人に向いています。

コンクリートは、
工夫できる人に向いています。

正解は一つではありません。
ただし、
続けられない選択は不正解です。

映える場所より、
撤退できる場所を選ぶ。

それが、
常設テントで後悔しない最大の判断基準です。

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