本サイトの記事内に広告が含まれる場合があります。 テント比較

長く使える防水テントの選び方ガイド!雨の日でも快適に過ごすための秘訣

こんな方におすすめ

  • 長く使えるテントをリーズナブルな値段で購入したいあなた
  • 天候に関係なく、時間がある時にキャンプをしようと考えているあなた

悪天候の時のテントの使用って色々気を揉みますよね・・・。

・設営するのに手こずるだろうなぁ。

・雨水でテントが壊れたらどうしよう。

・どうにかキャンプはできてもカビが生えたら嫌だなぁ。

今回は雨天時でもストレスフリーに設営できて、長期的に使えるテントに関して紹介していきます。

テントの素材

雨に強いテントを選ぶ際に重要なポイントの一つが素材です。テントの素材は、防水性能や耐久性に大きく影響します。一般的に使用される素材としては、ポリエステルやナイロンが挙げられます。これらの素材は軽量でありながら強度があり、さらに防水加工を施すことで高い防水性を実現できます。

ポリエステルは、紫外線に対する耐性が高く、長期間の使用でも劣化しにくい特徴があります。また、吸水しにくいため、湿気が多い環境でも快適に使用できます。一方、ナイロンは引き裂き強度が高く、軽量で持ち運びがしやすい素材です。ただし、紫外線に弱いため、使用後は直射日光を避けて保管することが推奨されます。

さらに、これらの素材にはポリウレタン(PU)コーティングが施されることが多いです。PUコーティングは、テントの表面に防水膜を形成し、耐水圧を向上させる役割を果たします。耐水圧とは、水が素材を通過しようとする圧力に対する抵抗力を示すもので、数値が高いほど防水性能が優れています。一般的には、耐水圧2000mm以上のテントが雨に対して十分な防水性能を持つとされています。

また、シームテープも重要な要素です。シームテープは、テントの縫い目部分に防水テープを貼ることで、水の浸入を防ぎます。縫い目は素材の中でも特に弱点となりやすいため、シームテープが施されているかどうかを確認することが大切です。

最後に、テントの底部分の素材も考慮すべきポイントです。テントの床は地面からの湿気や雨水の浸入を防ぐ役割を果たします。そのため、底部にはさらに強化された防水素材が使用されることが一般的です。高い耐水圧を持つ素材や、グラウンドシートと呼ばれる別途敷くシートを併用することで、より確実に浸水を防ぐことができます。

これらの要素を考慮しながら、雨に強いテントを選ぶことで、快適で安全なキャンプ体験を実現することができます。

スポーツデポ・ゴルフ5・アルペンの公式オンラインストア

 

耐水圧(防水性)

雨に強いテントを選ぶ際に最も重要な指標の一つが「耐水圧」です。耐水圧とは、水が素材を通過しようとする圧力に対する抵抗力を示す数値で、単位はミリメートル(mm)で表されます。この数値が高いほど、防水性能が優れていることを意味します。一般的に、キャンプ用のテントでは耐水圧1500mm以上が求められ、豪雨に耐えるためには2000mm以上が推奨されます。

耐水圧の具体例

  • 1500mm:小雨や短時間の降雨に対しては十分ですが、長時間の激しい雨には不向きです。
  • 2000mm:中程度の雨に耐えることができ、一般的なキャンプには適しています。
  • 3000mm以上:豪雨や強い風を伴う雨でも安心して使用できるため、厳しい環境でのキャンプに最適です。

耐水圧のテスト方法

耐水圧の測定は、一定の面積に水柱を立て、その水圧に耐えられるかどうかで判定されます。例えば、耐水圧2000mmの場合、2メートルの水柱の圧力に耐えられるという意味です。このテストは、素材が新品の状態で行われるため、実際の使用状況や経年劣化を考慮すると、少し余裕を持った耐水圧のテントを選ぶことが推奨されます。

耐水圧と素材の関係

テントの素材によって耐水圧は異なります。一般的には、ポリエステルやナイロンにポリウレタン(PU)コーティングが施されたものが多く、これによって耐水圧が大幅に向上します。PUコーティングは、テントの表面に防水膜を形成し、水の浸入を防ぎます。しかし、使用頻度や保管状態によってコーティングが劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。

テントの設計と耐水圧

耐水圧だけでなく、テントの設計も防水性能に影響を与えます。例えば、フライシート(二重構造)のテントは、インナーテントを覆うことで雨の浸入を防ぎ、耐水圧の高いフロア材は地面からの浸水を防ぎます。また、縫い目にシームテープが施されているかどうかも重要です。シームテープは、縫い目からの水漏れを防ぎ、全体の防水性能を高めます。

デザインと構造

雨に強いテントを選ぶ際の重要な要素の一つがデザインと構造です。適切なデザインと構造は、雨からの保護だけでなく、風やその他の天候条件に対する耐久性も向上させます。以下は、雨に強いテントを選ぶ際に考慮すべきデザインと構造のポイントです。

フライシートの重要性

  • フライシート:フライシートはテントの上にかぶせる外側のシートで、インナーテントを完全に覆うことによって雨の浸入を防ぎます。フライシートが長く、地面までしっかりとカバーできるものを選ぶと、横からの雨風にも強くなります。
  • 二重構造:二重構造のテントは、フライシートとインナーテントの間に空気層ができるため、雨だけでなく結露も防ぎます。この構造は、湿度が高く雨が降りやすい地域で特に有効です。

テントの形状

  • ドーム型:ドーム型テントは、風に対して強く、雨が流れ落ちやすい形状です。ポールの配置により、全体の構造が安定し、風雨に対する耐久性が向上します。
  • トンネル型:トンネル型テントは、設営が簡単で内部空間が広いのが特徴です。ただし、風に対してはドーム型よりも弱いため、ペグとガイラインをしっかりと固定する必要があります。
  • ジオデシック型:複数のポールが交差することで非常に安定した構造を持ち、強風や豪雨にも耐えられるデザインです。高山や厳しい環境でのキャンプに最適です。

浸水防止設計

  • スカート付き:テントの下部にスカートが付いていると、地面からの浸水を防ぐことができます。特に大雨や雪が予想される環境では効果的です。
  • 立ち上がりのあるフロア:フロアが地面から立ち上がるように設計されているテントは、地面からの水の侵入を防ぐ効果があります。



ベンチレーション

  • 換気システム:テント内の換気を確保するために、ベンチレーション(通気口)が設けられているデザインを選びましょう。これにより、結露を防ぎ、内部の湿気を逃がすことができます。
  • 位置と数:ベンチレーションの位置と数も重要です。風通しが良くなるように、複数のベンチレーションが配置されているテントが望ましいです。

ポールとペグ

  • ポールの素材:アルミニウムポールは軽量で強度が高く、風雨に対する耐久性があります。グラスファイバーポールはやや重いですが、コストパフォーマンスに優れています。
  • ペグとガイライン:しっかりと地面に固定できるペグと、風に対する補強を行うガイラインが付属しているテントを選びましょう。これにより、テントが安定し、雨風に対する耐久性が向上します。

ベンチレーション

ベンチレーション(換気システム)は、雨に強いテントを選ぶ際に非常に重要な要素の一つです。効果的なベンチレーションは、テント内の快適さを維持し、結露を防ぐために必要です。特に雨天時には、テント内の湿気がこもりやすくなるため、適切な換気が不可欠です。以下に、ベンチレーションの重要性と選び方のポイントについて詳しく説明します。

ベンチレーションの重要性

  • 結露防止:テント内の温度と外気温の差が大きいと、テント内で結露が発生しやすくなります。結露が発生すると、寝具や衣類が濡れてしまい、快適さが損なわれます。ベンチレーションがしっかりしていると、内部の湿気を排出し、結露の発生を抑えることができます。
  • 空気の循環:ベンチレーションはテント内の空気の循環を促進し、酸素の供給を確保します。これにより、長時間の滞在でも快適に過ごすことができます。

ベンチレーションの設計と配置

  • 位置:ベンチレーションの位置は非常に重要です。上部と下部に設置されたベンチレーションは、空気の自然な流れを作り出し、効率的な換気を実現します。特に上部に設置されたベンチレーションは、暖かく湿った空気を外に逃がす効果があります。
  • :ベンチレーションは複数箇所に設置されていることが理想的です。これにより、より均等に空気を循環させることができます。少なくとも2つ以上のベンチレーションが設置されているテントを選ぶと良いでしょう。
  • メッシュ素材:ベンチレーションにはメッシュ素材が使用されていることが多く、虫の侵入を防ぎながら空気を通すことができます。耐久性の高いメッシュ素材が使用されているかを確認しましょう。

雨天時の対応

  • レインカバー:多くのテントには、ベンチレーションにレインカバーが付いています。これは雨が直接ベンチレーションに入るのを防ぎつつ、換気を維持する役割を果たします。レインカバーがしっかりと設計されているかを確認することが重要です。
  • アジャスタブルベンチレーション:一部のテントには、ベンチレーションの開閉を調整できる機能が備わっています。これにより、天候に応じて換気量を調整することができます。雨が強くなった場合でも、適切な換気を維持しつつ雨の侵入を防ぐことができます。

実際の使用感

  • ユーザーレビュー:実際に使用したユーザーのレビューを参考にすることで、ベンチレーションの効果や使い勝手を把握することができます。特に、雨天時の使用感についてのレビューは参考になります。

 

素材毎の比較

比較ポイント

  1. 防水性:ポリエステル、シリコンコーティングナイロン、TPUラミネートが優れています。ナイロンも防水コーティングが可能ですが、紫外線に弱い点に注意が必要です。
  2. 通気性:コットンやポリコットンが優れており、結露が少ないです。しかし、ポリエステルやナイロンは通気性が低いため、結露対策が必要です。
  3. 耐久性:ナイロンやポリコットン、TPUラミネートが高く、長期間の使用に適しています。ポリエステルも耐候性が高いですが、ナイロンほどの強度はありません。
  4. 重量:ポリエステルやナイロン、TPUラミネートが軽量で持ち運びや設営が容易です。コットンやポリコットンは重量があり、設営・撤収に時間がかかります。
  5. コスト:ポリエステルやナイロンが比較的低コストで入手しやすいです。シリコンコーティングナイロンやTPUラミネートは高価ですが、防水性や耐久性に優れています。

正直、防水性と通気性がまず雨天時のキャンプライフを乗り切る?楽しむのに必要なポイントでしょうか。そうすると、ポリコットンが一番バランスが取れているという事になると言えるかと思います。以下の表をご参照ください。

今度は価格を比較して見ました。ご覧のようにポリコットンは単価が少し高めということもあり、予算の面で限界がある場合はポリエステルが次点に来るのかと思います。ただ、耐用年数を鑑みると1つのテントを愛着を持って使うのであればコットン以下の種類のテントの選択肢も全然ありであるなと分析できるかなと感じます。

オススメテントの紹介

メモ

1. ソロピラミッドテント



「ソロピラミッドTC」はソロキャンプ向けのテントで、初心者にも簡単に設営できる点が特徴です。素材はTC(ポリコットン)で、通気性が良く、結露が少ないため快適です。燃えにくく、焚き火のそばでも安心して使用できます。重量は約4.6kgで持ち運びが容易。収納サイズはコンパクトでバックパックに収まります。UVカット加工が施され、日差しから守ります。風通しの良いデザインで、様々なシーンで活躍します。

 

メモ

2.  WAQティピテント



「WAQ Alpha T/C ソロテント」は、ソロキャンプ向けのティピテントです。素材にはポリコットンを使用し、高い通気性と耐久性を備えています。サイズはW240cm×D240cm×H150cmで、収納時はコンパクトにまとめられ、重量は約6.5kgです。セット内容にはフライシート、インナーテント、メインポール、サブポール、キャリーバッグ、ロープ、ペグが含まれています。価格は約15,200円から19,980円です。

メモ

3. ポリコットンベルテント

ポリコットン7mベルテントは、広々とした快適な空間を提供する大型のキャンプテントです。素材にはポリコットンを使用しており、優れた通気性と耐久性を持っています。このテントは、悪天候にも耐えられる防水性を備えており、結露が少ないため快適です。設営が比較的簡単で、家族やグループキャンプに最適です。サイズは直径7メートルで、複数の人がゆったりと過ごせる広さがあります。価格は市場の一般的な高品質テントと同等で、長期使用に適しています。

まとめ

雨に強いテントを選ぶ際、まず素材に注目しましょう。ポリエステルとナイロンは一般的な選択肢で、どちらも軽量で防水性が高いです。特にポリエステルは紫外線に強く、ナイロンは引き裂き強度が高いのが特徴です。耐水圧2000mm以上のテントが防水性に優れています。フライシートや二重構造のデザインは、雨の浸入を防ぐために重要です。

ベンチレーションがしっかりしているテントは、内部の結露を防ぎ、快適さを保ちます。テント選びには、素材の特性や耐水圧、デザイン、ベンチレーションの有無を総合的に考慮し、自分のキャンプスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

最後に幾つかのテントを紹介しましたが、それでもなかなか決めかねない方はお気軽にお問い合わせください。テント販売歴20年の実績でお答えさせて頂きます!

-テント比較