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おしゃれキャンプは「道具」より「配置」で決まる|並べるのをやめたら、空間が整い始めた。

こんな方におすすめ

  • 大人っぽい、おしゃれキャンプを目指したい人
  • 映えるキャンプに少し疲れてきた人
  • ギアは揃っているのに、なぜか決まらない人

おしゃれキャンプは「道具」より「配置」で決まる

おしゃれなキャンプサイトを見ると、
「高そうなギアを揃えているからだ」
「センスがいい人だからだ」
そう思ってしまいがちです。

ですが、実際に現地でよく観察すると、
使っている道具そのものは、意外と特別ではありません。
自分と同じテーブル、同じチェア、同じランタン。
それなのに、なぜか“完成度”がまるで違う。

この差を生んでいる正体は、
**道具ではなく“配置”**です。

おしゃれキャンプとは、
何を持っているかを誇る遊びではなく、
どう置き、どう空間を作るかを楽しむ遊びなのです。

道具は同じでも、配置が違うと「空気」が変わる

キャンプサイトは、
家具を置いた「屋外の部屋」とよく似ています。

部屋が落ち着くかどうかは、
家具の値段ではなく、
視線・距離・高さで決まります。

キャンプでも同じです。

・座った瞬間、どこが視界に入るか
・無意識に目線が向かう先はどこか
・焚き火、テーブル、ランタンの関係性

これを考えずに配置すると、
サイトは「物を置いただけの場所」になります。

逆に、

  • 座ると自然に焚き火が正面に来る

  • チェアに腰掛けた目線が低い

  • テーブルが視界を遮らない

こうした配置ができると、
同じ道具でも空間に“奥行き”が生まれます。

おしゃれに見えるサイトは、
見せているのではなく、見えてしまう配置になっているのです。


おしゃれキャンプは「並べる」のではなく「間を作る」

初心者ほど、
道具をきれいに並べようとします。

・テーブルの上を全部使う
・使うかもしれない物を全部出す
・左右対称に揃える

一見整っているようで、
実はこれが一番「生活感」が出る配置です。

おしゃれなキャンプサイトに共通しているのは、
意図的に何も置いていない空間があること

・テーブルの上に余白がある
・地面に何もない場所がある
・使わないギアは視界の外にある

この「間」があることで、
人は無意識に落ち着きます。

空間に余裕があると、
焚き火の揺れやランタンの光が際立ち、
結果としてサイト全体が美しく見えるのです。


高いギアほど、目立たせないほうが完成度は上がる

高価なギアを買うと、
つい見せたくなります。

ロゴを正面に向ける
新品感を活かす
中心に配置する

ですが、おしゃれキャンプでは逆です。

高いギアほど、引いた位置に置く。

・少し影になる場所
・視線の主役にならない位置
・焚き火や灯りの“脇役”として使う

こうすることで、
ギアは空間に自然に溶け込みます。

おしゃれなサイトは、
「このギアすごいでしょ」ではなく、
「なんか雰囲気いいよね」と言われる配置になっています。


配置が整うと、キャンプは自然と静かになる

配置が決まっていないキャンプでは、
人の動きが多くなります。

・立っては座る
・物を探す
・音が増える

一方、配置が整ったサイトでは、
行動そのものが減ります。

・座ったまま手が届く
・無駄な移動がない
・焚き火を見ている時間が長い

結果として、
言葉が減り、音が減り、
キャンプが静かになります。

これが、
大人のキャンプが落ち着いて見える理由です。


配置を意識すると「買い足し」が減る

配置を考え始めると、
不思議なことが起きます。

「これ以上、物はいらないな」
そう思えるようになるのです。

なぜなら、
足りないのは道具ではなく
置き方だったと気づくから。

・チェアの向きを変える
・テーブルを半歩下げる
・ランタンの高さを変える

それだけで、
サイトの完成度は一段上がります。


まとめ

おしゃれキャンプは、
高価な道具を集める競争ではありません。

すでに持っている道具を使って、
空間をどう作るかを楽しむ遊びです。

・視線を意識する
・余白を残す
・主役を道具にしない

次にキャンプへ行くときは、
新しいギアを買う前に、
配置を10分だけ考えてみてください。

それだけで、
あなたのキャンプは確実に変わります。


-おしゃれキャンプ