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キャンプ好きと、キャンプ用品を買うのが好きな人は別である。

こんな方におすすめ

  • 道具は多いのにキャンプへ行く回数が少ない人
  • 新商品や限定商品を見ると欲しくなる人
  • キャンプ用品への出費を減らしたい人

 

キャンプが好きだと言いながら、実際には一年に数回しかキャンプへ行かない。

それでも、新しいテント、ランタン、テーブル、チェア、焚き火台、収納箱を見ると欲しくなる。

購入した道具を自宅で開封し、組み立て、写真を撮る。

次のキャンプで使うつもりだったのに、さらに新しい商品が発売され、今度はそちらが気になる。

このような人は、決して珍しくありません。

キャンプという趣味には、自然の中で過ごす楽しさだけでなく、道具を選び、集め、所有する楽しさがあります。

 

色やブランドをそろえる。

新しい機能を試す。

限定商品を手に入れる。

自宅で道具を眺める。

キャンプへ行かなくても、キャンプ用品を買うだけで満足感を得られることがあります。

しかし、ここで一度考えたいのが、自分は本当にキャンプが好きなのか、それともキャンプ用品を買うことが好きなのかという違いです。

もちろん、どちらが正しいという話ではありません。

道具を集めること自体が趣味であっても問題はないでしょう。

 

ただし、自分では自然やアウトドアが好きだと思っているのに、実際には買い物と所有が中心になっている場合、

荷物と出費だけが増えていきます。

使わないテント。

似た機能のランタン。

人数以上にあるチェア。

収納するために新たに購入した収納用品。

こうした物が増えるほど、キャンプへ行く準備は大変になります。

この記事では、キャンプ好きとキャンプ用品好きの違い、なぜ使わない道具を買ってしまうのか、

道具を増やす前に確認したいことについて考えます。

1.キャンプへ行く楽しさと、道具を買う楽しさは別のものである

キャンプへ行く楽しさには、準備、移動、設営、料理、焚き火、宿泊、撤収などがあります。

天候が変わる。

地面が平らではない。

虫がいる。

予定どおりに火がつかない。

夜に寒くなる。

こうした不便さも含めて、現地で過ごすことがキャンプです。

一方、キャンプ用品を買う楽しさは、現地での体験とは少し違います。

 

商品を比較する。

動画や口コミを見る。

性能を調べる。

色やデザインを選ぶ。

注文した商品が届く。

箱を開ける。

自宅で組み立ててみる。

この流れだけでも、十分に満足感があります。

特に新しいキャンプ用品には、「次のキャンプがもっと快適になる」という期待があります。

 

軽いテントを買えば設営が楽になる。

新しいチェアなら長時間座っても疲れない。

高性能なランタンなら夜が快適になる。

こうして、商品を買う行為が未来の楽しさと結び付きます。

しかし、購入後に実際のキャンプ回数が増えるとは限りません。

仕事が忙しい。

天気が悪い。

予約が取れない。

暑すぎる。

寒すぎる。

準備が面倒。

このような理由で、道具だけが残ります。

 

キャンプが好きな人は、限られた道具でもキャンプへ行きます。

多少古いテントでも使う。

高価な調理器具がなくても食事を作る。

道具がそろっていなくても、現地へ行くことを優先します。

反対に、用品を買うことが中心になると、「理想の道具がすべてそろってから行こう」と考えます。

しかし、すべてがそろう日はなかなか来ません。

テントを買えばマットが欲しくなる。

テーブルを買えば収納ラックが欲しくなる。

ランタンを買えば専用スタンドが欲しくなる。

道具が増えるほど、さらに足りない物が見えてきます。

この違いを理解していないと、キャンプへ行くために道具を買っているはずが、道具を買うためにキャンプという理由を使うようになります。

 

2.新しい道具は、今ある道具の不満を一時的に忘れさせる

キャンプ用品を買い続ける理由の一つが、現在の道具への小さな不満です。

今のテントは設営に時間がかかる。

チェアが少し重い。

テーブルの高さが合わない。

ランタンが暗い。

収納箱の色がサイトに合わない。

どの道具にも、多少の欠点があります。

完全に軽く、丈夫で、安く、コンパクトで、おしゃれな商品はほとんどありません。

何かを優先すれば、別の部分を妥協することになります。

 

ところが、新商品を見ると、その欠点をすべて解決してくれるように感じます。

今より軽い。

設営が簡単。

収納サイズが小さい。

新しい機能が付いている。

人気のキャンパーが使用している。

この情報を見た瞬間、現在の道具が急に古く、不便に見えてきます。

しかし、新しい道具にも別の欠点があります。

軽い代わりに耐久性が低い。

コンパクトな代わりに居住性が狭い。

機能が多い代わりに操作が複雑。

おしゃれな代わりに手入れが必要。

購入前には見えなかった問題が、使用後に見えてきます。

 

そして、その不満を解決するために、また別の道具を探します。

この繰り返しによって、同じ用途の商品が増えていきます。

二人で使うのにチェアが六脚ある。

似た明るさのランタンが何個もある。

ソロ用テントを複数持っている。

焚き火台を気分によって使い分ける。

これを本人が楽しんでいるなら、コレクションとして成立しています。

しかし、「キャンプを快適にするために必要だった」と考えているなら、一度見直した方がよいでしょう。

本当に問題なのは道具なのか。

設営方法や荷物の積み方を変えれば解決しないか。

自分のキャンプスタイルに合っていないだけではないか。

一回の不満だけで買い替えようとしていないか。

新しい商品を探す前に、今ある道具を使い切る工夫が必要です。

3.キャンプ用品は、買った瞬間より保管するときに負担になる

 

キャンプ用品は、購入時には小さく見えることがあります。

箱に入っている。

折りたたまれている。

店舗の広い売り場に置かれている。

そのため、自宅へ持ち帰った後の大きさを想像しにくいものです。

しかし、道具が増えると、保管場所が必要になります。

テント。

タープ。

寝袋。

マット。

チェア。

テーブル。

収納箱。

クーラーボックス。

ランタン。

調理器具。

 

一つひとつは収納できても、すべてを合わせるとかなりのスペースを使います。

さらに、使用後の道具はすぐに収納できるとは限りません。

テントやタープが濡れていれば乾かす必要があります。

寝袋も湿気を抜いた方がよいでしょう。

調理器具は洗い、焚き火台は灰や汚れを落とします。

帰宅後、一時的に道具を広げる場所も必要です。

道具を買うとき、多くの人はキャンプ場で使っている姿を想像します。

一方、年間の大部分は自宅で保管されています。

一年に三回使う道具であれば、残りの日は収納スペースを占領しています。

この現実を考えると、購入価格だけでなく、保管コストも無視できません。

 

収納棚を追加する。

物置を購入する。

車の荷室へ常に積んでおく。

部屋の一角をキャンプ用品専用にする。

場合によっては、用品を保管するためにさらにお金がかかります。

物が増えるほど、どこに何があるかも分かりにくくなります。

同じ道具を持っていることを忘れて、似た商品を買う。

キャンプ前に必要な物が見つからない。

収納の奥から未使用の商品が出てくる。

こうなると、道具が便利さではなく管理作業を増やしています。

購入前には、その商品をどこへ置くのかを具体的に決めるべきです。

保管場所が決まっていない道具は、必要性も十分に整理されていない可能性があります。

4.使わない道具が増えるほど、キャンプへ行く準備は面倒になる

 

道具を増やせば、キャンプが快適になるように感じます。

しかし、選択肢が増えることで準備が複雑になる場合があります。

今回はどのテントを使うか。

チェアはどれを持っていくか。

ランタンを何個持っていくか。

料理に合わせてどの調理器具を選ぶか。

収納箱をどう分けるか。

道具が少なければ、持っていく物はほぼ決まっています。

毎回同じ箱を車へ積めば出発できます。

 

しかし、道具が多いと、キャンプのたびに選別作業が発生します。

季節、人数、天候、サイトの広さに合わせて選ぶこと自体が楽しい人もいるでしょう。

一方、キャンプ前日の準備が面倒で、出かけること自体をためらう人もいます。

さらに、車へ積める量には限界があります。

道具が増えると、「せっかく持っているから使いたい」と考え、多くの物を持っていきます。

その結果、荷室がいっぱいになります。

積み込みに時間がかかる。

現地で道具を下ろすだけでも疲れる。

撤収時に元どおり入らない。

帰宅後にすべて片付ける必要がある。

 

こうして、キャンプの前後に大きな負担が生まれます。

本来は外へ出るための道具だったのに、道具が多すぎることで外へ出にくくなります。

これは大きな矛盾です。

キャンプへ行く回数を増やしたいなら、道具を増やすより、準備を簡単にした方が効果的なことがあります。

最低限のセットを作る。

季節ごとに収納を分ける。

一つの道具を複数用途に使う。

毎回使わない物は持っていかない。

このように減らすことで、思い立ったときに出発しやすくなります。

キャンプ好きであるかどうかは、持っている道具の数ではありません。

実際に外へ出て、その道具を使った回数に表れます。

5.道具を買う前に「次の三回で使うか」を考える

 

キャンプ用品の購入を完全にやめる必要はありません。

新しい道具によって、明確に負担が減ったり、安全性が高まったりすることがあります。

古くなったテントを買い替える。

寒さに対応できる寝袋を用意する。

火災や一酸化炭素中毒のリスクを減らす器具を選ぶ。

こうした購入には十分な意味があります。

問題は、「いつか使うかもしれない」という理由だけで物を増やすことです。

 

購入前には、「次の三回のキャンプで使うか」を考えると判断しやすくなります。

次回の予定で必要か。

季節が変わっても使うか。

今ある道具では代用できないか。

具体的な使用場面が三回分想像できないなら、購入を急ぐ必要はありません。

また、欲しいと思った直後に買わず、一定期間待つ方法もあります。

欲しい物の一覧へ入れ、一か月後にもう一度確認する。

その間にキャンプへ行き、現在の道具で本当に困るか試す。

困らなければ、その商品は必要ではなく、欲しかっただけかもしれません。

レンタルや中古品を利用する方法もあります。

大型テントや高価な調理器具など、使用頻度が低い物は、必要なときだけ借りる方が合理的です。

使ってみて本当に自分に合うと分かってから購入できます。

 

そして、道具を買ったら、別の道具を一つ手放すルールも有効です。

新しいチェアを買ったら、使わないチェアを売る。

テントを買い替えたら、以前の物を譲る。

数を一定に保つことで、保管と管理の負担を増やさずに済みます。

キャンプ用品を買う楽しみを否定する必要はありません。

ただし、それをキャンプそのものと混同しないことです。

買い物が趣味なら、そう認識したうえで予算と保管場所を決めればよいのです。

まとめ

 

キャンプ好きと、キャンプ用品を買うのが好きな人は、同じようで少し違います。

キャンプ好きな人は、今ある道具でも外へ出ます。

多少不便でも、設営し、料理をし、自然の中で過ごすことを楽しみます。

一方、用品を買うことが中心になると、新しい商品を調べ、比較し、所有すること自体が大きな満足になります。

どちらが悪いわけではありません。

道具集めも、立派な趣味です。

しかし、キャンプのために買っているつもりなのに、実際には使わない物ばかり増えているなら、一度立ち止まる必要があります。

 

道具が増えると、保管場所が必要になります。

準備に時間がかかります。

車への積み込みが大変になります。

撤収と帰宅後の片付けも増えます。

最終的には、キャンプへ行くための道具が、キャンプへ行くことを面倒にする可能性があります。

新しいキャンプ用品を買う前には、次の三回で本当に使うかを考えてください。

 

今ある道具では解決できないのか。

具体的な不便を改善するのか。

保管場所は決まっているのか。

購入によって準備や撤収は楽になるのか。

ここまで説明できるなら、買う価値があります。

キャンプの楽しさは、所有している道具の数では決まりません。

高価なテントや大量のランタンを持っていても、家に置いたままなら自然の中では役立ちません。

少ない道具でも、繰り返し使い、自分に合った過ごし方ができる方が、キャンプそのものを楽しめています。

次に新しい用品が欲しくなったときは、自分へ問いかけてみてください。

欲しいのは、次のキャンプでしょうか。

それとも、次のキャンプ用品でしょうか。

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